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タイ国海外視察レポート
4日目 CHOHENG社 米粉工場見学
CHOHENG社 会社概要
創立が1930年で主な製品は、米粉・ビーフン・タブレットなどがある。
自動生産によるクウォリティーの高い製品がつくられ、ビーフンは、国内高級レストランで使われる他は輸出される。
米粉の原料は、タイ国内800箇所にある精米所の破砕米(長粒種の為)を購入している。
工場は24時間稼動生産量 日産300t
自社内でフィルムも製造するなどローコストに特化し生産の自動化もされるなどオペレーションの進んだ企業である。
CHOHENG社日本向け製品で、米粉調製品の混合割合が、以前は、米粉82%・砂糖18%の混合比率であったが近年では、米粉82%・米澱粉18%が主流で米の風味がよく品質が改善されたことにより日本でも多く使用されている。米粉調製品は、日本の和菓子生地など利用としても輸出される。

また、同社のビーフンは、たいへん品質が良く高級品の為、タイ国内では、一流シェフ・レストランだけで使用され、他は日本などへ輸出販売されている。

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米粉工場見学
CHO HENG RICE VERMICELLI FTY. CO., LTD
(初興米粉廠有限公司)

1930年創業の米製ビーフン、米粉ではタイ国ナンバーワンの工場である。従業員数1,000名、24時間3交代制で、日産300トンのビーフン、米粉を生産する。三象牌(ERAWAN BRAND)の名前で知られたこの会社製のビーフンは、タイ国では最も品質が良く価格も高いようだが、タイ国の一流レストラン等が好んで使うと言われている。消費者用パックもタイ国内では一切売らず、価格が通る海外へ100%輸出していると言う。

一方の主力製品である米粉は主にうるち米粉を、タイ国全土の800箇所の精米所から、精米時にできる破砕米を集荷、近代的製粉工場(主力機械設備は西独、日本製)にて、100%コンピューター制御により生産、世界中に輸出している。異物及びうるち米、もち米を完全に分離することにより、大変信頼性の高い米粉を生産、国内外から高い評価を得ている。

日本市場には純粋な米粉としては輸入できないため、主にもち米粉に他のものをミックスすることにより、もち米粉調整品として持ち込まれている。タイ国各工場の米粉調製品にミックスする他の粉類は、今までは砂糖及びタピオカ澱粉が主力であったが、この工場では自社で開発した米の澱粉に代替することで、米粉調整品としての品質を飛躍的に改善、わが国需要家(米菓工場、大福餅工場等)から大変高い評価を得るようになった。

キロ当たり70円前後のこの米粉調整品は、国産のもち米を玄米から精米、使用するのに比べて、関税を含んでも原価的に相当の違いがある訳で、最終製品(餅菓子、あられ、揚げあられ)次第では大変使い勝手の良い原料とすることが出来る。

わが国有力米菓メーカーが東南アジア、中国などへ工場進出されるケースが散見されるが、ある程度このような調製品を自社に合ったスペックで作り、米菓製造の原料とされようとしていると考えられる。米の価格が政府の管理下に置かれ、国際的に大変高い状況下で、消費者に望まれる品質、価格であられ、せんべいを提供するためには、このような原料面での工夫が求められる訳で、その点でこの米粉調製品はわが国米菓産業では大きな役目を果たしているのではないか。

タイ国の米関連産業のレベルを知るためには、この初興米粉公司は一見の価値がある。労働力が豊富で安いに係わらず、この工場は半世紀に渡って機械設備への投資を社運を賭けて行い、現在では他の工場を全く寄せ付けない高い水準に至り、従業員1,000人の工場に一人もセールスマンが居ないと言う、売り手本位のビジネス環境を作ってしまった。

従来の米から作るビーフンを、この工場では米澱粉からつくることによって、その色合い、食感を緑豆から作られる春雨のような製品にして、現在日本国内でも急激に、健康志向、ダイエット志向の若い女性中心にそのフアンを増やしているとの事である。又この工場は米を澱粉化する特許技術により、薬用のタブレットの生産を開始して、欧米の製薬会社に供給を開始した。

本来生食用にはならない、屑米を先端技術で粉化、澱粉化することにより、原料価格の数十倍、数百倍の付加価値をつけて、海外市場へ輸出するこの工場はタイ国産業界でも、タイ国経済への貢献度は最も高いと評価されている。

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